「うちわ」の面の周りを細い和紙でぐるっと縁取る工程を「へり付」といい、一つ一つ手で付けていきます。

「へり」の色は面のデザインに合わせて選びます。


そしてじっくり見てみると、職人さんによって「へり」にも微妙な違いがあります。

例えば上の写真ではヘリの幅が少し違います。

また、手前に写っている「うちわ」は「へり」が重なっているところがあります。これは2本のへり紙を使っているためです。奥に写っている「うちわ」は一本のへりで仕上げられています。

これらの違いは買っていただくお客様はほとんど気付かない部分ですが、職人さんごとに自分のやり方にこだわりを持って作っているのです。